2024年12月22日から、
開業医の診察料は、26.50ユーロから30ユーロに引き上げられています。
これは、2024年6月4日にフランス国民健康保険(Assurance maladie)と
自営業の医師との間で締結された協定に定められています。
この協定は5年間有効です。
2025年の料金は?
開業医の診察料は、現在の26.50ユーロから30ユーロ、
6歳未満の子供の診察料は、現在の31.50ユーロから35ユーロ。
払い戻されない患者負担金は、
1ユーロから2ユーロに倍増!
この自己負担額の引き上げは、開業医、専門医を問わず、
医師による診察や処置、X線検査、臨床検査に適用されます。
ただし、助産師、歯科医師、医療補助者による処置には適用されません。
また、補完医療保険(Complémentaire santé solidaire)や
国家医療扶助(Aide Médicale d’Etat – AME)の受給者、
妊娠6ヶ月以上または出産後12日以内の女性には適用されません。
専門医の料金は?
2歳未満の子どもの場合、2024年11月まで38.50ユーロだった診察料が、
12月から39ユーロに値上げされています、
そして、2025年7月から40ユーロになります。
2024年11月まで51.70ユーロだった精神科医、神経精神科医、神経科医との連携診察は、
12月に55ユーロへ値上げされおり、
2025年7月には、57ユーロになります。
児童精神科医(25歳まで)の診察料は、なんと75ユーロ!
2024年11月は、33.50ユーロに設定されていた婦人科医との連携診察は、
2024年12月から37ユーロに値上がりし、2025年7月には40ユーロになります。
2024年11月には、31.50ユーロに設定されていた老年医学専門医との連携診察は、
12月に37ユーロに値上げされ、2025年7月には42ユーロになります。
メラノーマ検診のための皮膚科医への診察料は、2024年は47.50ユーロでしたが、
12月から54ユーロになり、そして2025年7月には60ユーロに引き上げられます。
特別診察と遠隔診察
2026年1月1日以降、特定の患者、特に80歳以上の患者は、かかりつけの開業医から
「長時間の診察」を受けることができるようになります。
この診察は60ユーロで、社会保障制度から払い戻されます。
ただし、非常に特殊な状況なので、医療および行政上の手続きを完了する必要があります。
2025年1月、年度はじめなので、加入しているMutuelleの確認もしておきましょう。