そんな中、日本のメガバンクグループである三井住友銀行(SMBC)が、
欧州戦略のかなめとしてフランス・パリの拠点をさらに強化しているとのこと。
このことが、現地メディアで大きく取り上げられました。
「SMBC」ってどんな銀行?
SMBC(住友三井銀行)は、日本を代表するメガバンクであり、
グローバルに展開する世界的金融グループです。
個人向けの銀行(リテール)というよりは、
大企業向けや資金調達、国際的な金融市場(マーケット業務)をメインに
世界中で勝負している「プロのための銀行」です。
なぜパリが選ばれるの?(欧州のハブ化)

これまでロンドンがヨーロッパの金融の中心地として圧倒的な存在感を放っていましたが、
イギリスのEU離脱(ブレグジット)以降、流れが変わりました。
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パリがEU内の最重要拠点に: SMBCは、EU全体の「市場業務」や「営業・販売(ディストリビューション)」のメインハブ(中心地)として、パリの拠点をさらにパワーアップさせることを決定したとのこと。
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実は歴史も長い: パリ支店は1982年から開設されており、現在は欧州全体で4,000人いる社員のうち、約200人がパリでフランスおよび欧州経済を支えるために働いているそうです。
「欧州のハブ化」とは、ヨーロッパの特定の都市、港湾、空港、あるいは企業やデジタルインフラなどが、「人・モノ・カネ・情報」の国際的な中継地点(ハブ=結節点)として機能すること、またはその戦略を指します。
フランスは、政治が不安定なのに大丈夫?

フランスといえば、度重なる予算を巡る混乱や大統領選があるにもかかわらず、
SMBCはフランスの魅力は損なわれていないと見なしています。
SMBCのような世界の巨額マネーを動かす金融機関がパリに投資を続ける理由は、
「長期的な視点でのメリット」が圧倒的に大きいという理由からだそうです。
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優秀な金融人材が集まる厚みがあり
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しっかり整備された法・規制の環境があり
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EUの中心地という抜群のアクセス力を持つ
短期的な政治のニュースやドタバタよりも、
「ビジネスの基盤としてパリ(フランス)が持つ構造的な魅力や将来性」の方が、
圧倒的に価値があるというわけです。
まとめ

一見すると「政治や財政が不安定」と報じられるフランスですが、世界のトップ企業や銀行は、
もっと長いスパンで冷静にそのポテンシャルを見極めています。
「EU市場を攻略するならパリなのです!」と、
太鼓判を押すメガバンク。
フランス側は、経済的な底力を改めて証明することができたと言えそうです。
